これから老後のために株式投資を始めたいと思っている方。
やはり個別株ではなくて投資信託をお勧めします。
でも個別株にも魅力はありますので、少し語ってみたいと思います。
ここでは日本の証券取引所で日中に行われる取引について話していますが、夜間取引や信用取引などは省略して簡単にしています。

証券会社に申請し口座を開設して、その口座に入金することで取引が可能になります。
そして証券会社の取引システム(パソコンやスマホなどから)を使いインターネット経由で買いや売りの注文を出し、それが約定することで株を買う行為や売る行為が完了します。
●取引時間は、前場は平日9:00〜11:30、後場は平日12:30〜15:00まで(2024/11/5から終了は15:30に変更)
パソコン等を使ったインターネット経由だけでなく、証券会社の店頭や電話でも購入出来ますが、手数料を考えるとネット証券の方が良いでしょう。
ちなみに運用資金が1億円を超えると、店頭の方が良いことが多いとの情報もあります。
口座開設時、”一般口座”か “特定口座(源泉徴収あり)”か “特定口座(源泉徴収なし)”を選び、NISAを使う人は追加で “NISA口座”を作ります。
特定口座(源泉徴収あり)は、確定申告をしなくても良いので(税金は口座内で処理されます)、一般的に初心者はこちらを勧められることが多いようです。
特定口座(源泉徴収あり)は、利益が出た時と損が出た時の差を調整して税金対策をする損益通算も口座内で処理されますが、損を3年繰越したい場合は確定申告をすることも出来ます。
NISA口座はもともと税金が関係ないので確定申告は関係ありません。ただし利益が出た場合は税金が免除される一方で、損が出た場合の損益通算は出来ません。当然ですけどね。
僕は特定口座(源泉徴収あり)とNISA口座でこれまで取引を行っています。
ここでは投資信託と比べています。
メリット
〇取引手数料がかからない。
(証券会社と売買方法にもよる)
〇短期で大きな利益が出る場合がある。
〇配当金、株主優待のある銘柄もある。
〇応援する企業に投資できる。
〇あらかじめ決めた値段で注文することが出来る(指値注文)
デメリット
〇基本は100株単位で売買するので、数万、数十万の取引が多い
(1株で売買出来る方法と銘柄もある)
〇企業の分析やチャート解析などのスキルが必要になる。
〇日々の値動きが気になる。
〇配当金や株主優待は改悪される場合がある。
個別株はお勧め出来ないとはいえ、やはり魅力もあります。
特筆するのは株主優待で、口座に振り込まれる利益に比べて直接届けられると満足感が大きいです。
ジャパンミートのお肉は嬉しいし、ビックカメラやオートバックスの商品券は使えます。
ビックカメラの優待の紹介はこちら 日用品にも使える ビックカメラの株は株主優待がお勧め
しかし株価が下がり、配当や株主優待以上にマイナスになる場合もあるのが怖い。
YouTubeやブログなどで発信している投資の先輩方が投資信託で勧める銘柄があっても、「この銘柄を買えば大丈夫」と個別株を勧めることはあまりないですよね。
それだけ難しいのだと思います。
ぼくは良く知らないまま始めたので、最初は個別株から始めました。
でも、投資信託を知ってからはそっちがメインです。
このような初心者用の記事は読まなくなり、よく理解してからであれば、個別株にチャレンジしてみても良いかと思います。
皆さんの参考になれば幸いです。
関連記事
新NISAはやめたほうが良い?-冗談のつもりでしょうか(笑)-
株式投資ってよく分からないし難しそう? -ザックリ解説します-
投資信託のザックリ説明 -リスクを下げたいなら個別株よりコッチ-
コメント