2024年9月29日、声優で女優の大山のぶ代さん(90)が老衰のため永眠されました。
代表作”ドラえもん”の声で知られていて、26年務めていました。

僕がまだ漫画というものをあまり知らなかった幼い頃、誰からか聞いて存在を知り、親に買って欲しいとねだったことがあります。
ただ何も知らなかったので、本屋の定員さんに聞いて「子供に人気がある漫画」を選んでもらい、それが”ドラえもん”で 1巻と2巻を買ってもらったのです。
その後は、気が付いたらもうアニメ放送を見ていました。
始まるのを知って見たのか途中から見始めたのか、今となっては分からないのですが、毎週弟と楽しみに見ていたのを覚えています。
“ドラえもん”の声優交代の時、僕ももう良い大人になっていたので素直に受け止めました。
同じ長寿番組の “サザエさん”の声優交代は一人一人行われています。
でも “ドラえもん”では声優陣の一斉交代と絵柄等も含めた番組自体のリニューアルだったので、違和感も少なかったと思います。
旅行先でリニューアルされた第一話を見た記憶がありますよ。
話はそれますが、大山さんの声を “ドラえもん”以外で聞いたのは “無敵超人ザンボット3″の主人公 “神勝平”だけです。他にも知識として知ってはいますが聞いたのはそれだけ。少年役にもピッタリな声なんですね。
小学生の時は楽しんで漫画を読んでいて、確かコロコロコミックに掲載されたと思うのですが、大長編シリーズには熱中しました。
日常の中にあるSFが、非日常の大冒険になることにワクワクしたものです。
アニメはテレビを見るだけで、大長編の映画を映画館に見に行くことはありませんでした。
そのあと中学生になった頃には”ドラえもん”の漫画を見なくなり、テレビアニメもあまり見なくなります。
ちょうど “北斗の拳”や “シティーハンター”の漫画やアニメを見るようになり、”ドラえもん”を小さい子供向けと認識するようになったのです。
高校生の頃、ふとした事から藤子・F・不二雄先生のSF短編集に出会いました。
その面白さにハマって異色短編種も読むようになり、もう一度 “ドラえもん”も読んでみようと思ったのです。
漫画のクオリティの高さに面白さを再確認した僕は、もう一度アニメも見たいと思うようになり、大長編シリーズをレンタルビデオで見るようになっていきます。
レンタルで “ドラえもん”を借りる高校生は、当時異様だったかも知れません(笑)
新声優の水田わさびさんになってから、もう20年になるくらいですね。
今の子供には定着しているだろうし、僕も良いとは思っています。
ただ、やっぱり僕の中では大山さんの声が一番ですね。そういう年代なんです。
幼いころから僕たちに夢を与えてくれた大山さん。
安らかにお眠りください。
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