2024年9月27日 自民党総裁選に石破さんが勝利して、事実上の石破総理が誕生しました。
5度目の挑戦で、やっと夢が叶ったということになります。
僕もどちらかと言えば応援していたので、素直に「おめでとうございます」と言いたいところです。
しかし、総裁選の結果が出た後に日経先物は2000円以上の下落。
為替もドル/円も 146円台 から 142円台 へ(汗)
せっかく今週は調子が良かった株価ですが、また黒い月曜日がやって来そうです。

「金融所得課税強化は行いたい」石破さんの口からこれを聞いた時にはビックリしました。
ちょうど僕がニュースで見たときにはココだけが強調されていたのですが、岸田ショックで株価が大幅に下落したことを覚えていないのかな? と思ったのです。
いえ、やることにそこまで反対ではないのです。
もう少し会見の時間も考えて、市場に影響をあたえないようなソフトな言い回しがあるでしょう。
他の会見や昨日のWBSでも、”不公平をなくす為”と言っていました。
金融所得課税強化は前回の選挙で高市さんだって言ってましたからね。
金融所得課税の強化が検討される理由には「1億円の壁」があります。
これは所得が1億円を超えると、労働所得に対して金融所得の所得税負担率が低下する現象を指します。
特に金融所得が多い富裕層において、この現象が顕著に見られます。
政府はこの問題に対処するため、超富裕層への課税強化を検討しているのです。
僕はスポーツにおいても同じ考えなんですが、現状が不公平だからといって簡単にルールを変えるのにはあまり賛成できません。
これまでのルール内で頑張ってきた人の努力が無駄になるし、ルールを変えた後も同じことの繰り返しになるでしょう。(酒税もそうですね)
ただし本当にやるべき時には必要だと思っています。

現在、株の売却で得た利益には約20%の税金がかかります。
1万円の利益を出しても、手元に残るのは8千円です。 リスクに対して税率は高いと思います。
もし金融所得の課税を変更するなら累進課税にするのはどうでしょう?
一つの案に過ぎませんが、一律約20%からこのように変えるとか・・・

単に税収を上げたいのではなく、”不公平をなくす”というのであれば、累進課税一択だと思います。
金融所得が低い人にはNISAを用意しているでしょ!と言われるかも知れませんが、NISAは損失の繰り越しが出来ないんです。
1億以上の金融所得がある超富裕層はごく一部なので、この案のような累進課税だと税収は上らないかも知れません。
でも、このほうが民意を得られると思いますよ。
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