今年2024年、待ちに待っていた新NISAが始まりました。
ところが、有名人で「新NISAはやめたほうが良い」と言っている人達がいます。
酷い人は「政府の陰謀」とか言っております(笑)
「株式投資はやめた方が良い」と言うのなら分かりますが、NISAというのは制度の事なんですよね。
そんな株式投資の利益が非課税になる神制度、「NISA」について短めにまとめて見たいと思います。
以降、”新”は使用しません。

株式投資で得た利益には通常約20%の税金がかかりますが、それが非課税になるのがNISA制度です。
NISA以外の口座では100万円の利益が出た場合80万円になってしまいますが、NISA口座での場合は100万円がそのまま受け取れることになるのです。
NISAはイギリスの非課税制度 “ISA”がモデルになっていて、NipponのISA なので”NISA”となりました。
イギリスでISAが導入されたのは1999年で20年以上が経過しています。
ISAの利用者は2021年4月時点で、18歳以上のイギリス国民の42%とのこと。
初期から始めた高齢者や富裕層の中には ISAミリオネアとなる程の成功を収める人が相次いで誕生しているそうです。
資産残高が100万ポンド(1ポンド=160円換算で1.6億円)を超える者のことです。
日本でも最近は投資意欲が高まっておりNISA利用者は20%を超えたようです。
もちろん非課税になるのはメリットですが、そのほかに利益分も非課税になります。
例えば頑張って1000万円を投資して、10年後に増えて2000万円になった場合、2000万円を非課税枠で運用している事になるのです。
夢がありますよね。
利益については非課税になるメリットがありますが、デメリットもあります。
先に株式投資自体を説明しておかないと分かりにくいのですが、損益通算が出来ないのです。
NISA以外の口座では利益にかかる税金も、損失になった時の金額と相殺して収める金額を減らせます。
それも確定申告をすることにより3年間繰越すことが出来ます。
また、NISAでは投資出来る上限が1800万円(年間で360万円)と決まっているのもデメリットですね。
(イギリスのISAでは無制限となっています)
損益通算が出来ないデメリットはありますが、長期投資家達は長期でマイナスになりにくい投資信託などの商品に投資しているので気にしていません。
絶対にマイナスにならない訳ではありませんが、その確率は高いのです。
人気のS&P500や全世界株式が人気ですね。
S&P500についてはこちら 定番!僕の資産運用のメイン SP500について
なるべく必要な言葉だけで短くまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
今回はNISAの記事なので、株式投資自体、個別株投資、投資信託、長期投資等については割愛しています。
まだまだ説明することはありますが、大枠ではこんなところでしょう。
「話題になってるNISAってなに?」という初心者の方に、上手く伝われば幸いです。
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